仏教の祭日ウィサーカブーチャー(仏誕節)
タイで信仰の深い仏教は、重要な行事が行われる日を国の祭日としています。その1つが仏誕節ことワン・ウィサーカブーチャー(วันวืสาขบุชา)です。
官公庁や民間企業は全て休日となっています。
ウィサーカブーチャー(仏誕節)の祭日は、旧暦(太陰暦)によって定められるため、太陽暦上の日付は毎年変わります。
ウィサーカブーチャー(仏誕節)は禁酒日
なお、ウィサーカブーチャー(仏誕節)は仏教の祭日のため、タイ全土において公共の場での飲酒、および酒類の販売が禁止されています。
公共の場でなければ(例えば、自宅内であったり、ホテルの部屋など)、飲酒自体が問題になることはありません。そのため、前日までにお酒を購入しておき、家でお酒は飲むようにしましょう。
また、一部の外資系ホテルのバーなどでは、酒類を販売していることもあります。
ウィサーカブーチャー(仏誕節)とは
ウィサーカブーチャー(仏誕節)は、以下のように説明されています。
陰暦6月の満月の日で、釈迦の誕生日です。ウィサーカブーチャーの日は、釈迦が生誕、大悟、入滅した仏教的に重要な意味のある日であるとされており、同日に起こった3つの奇跡へ想いを馳せ、釈迦の徳に対して礼拝するための儀式が行われています。
陰暦6月の満月にあたる日がウィサーカブーチャー(仏誕節)になるので、毎年日程が変わります。
このウィサーカブーチャー(仏誕節)は、お釈迦様が「誕生した日」「悟りを開いた日」「入滅した日」という3つの出来事が重なっているとのことです。そのため、仏教においては非常に重要な日となります。
ウィサーカブーチャーのタイ国内の状況
一般企業や銀行などは休業日となります。そのため、街中は朝からたいへん静かなものかと思います。特に通勤の車なども少ないため、静かだと思います。スーパーやモールなどは通常通り営業しているので、シッピングなどを楽しむには問題ありません。
ですが、多くのタイ人の方は仏誕節を祝うために、朝からお寺に参拝すると思います。人によっては、白装束を着てお寺でタンブンしているかもしれません。
ぜひタイに滞在されている方は、お寺に行って多くの方と一緒に参拝されては如何でしょうか?普段ではあまり経験できない行事に参加できると思います。
行事と言うのは、お経を唱えたり、各自がロウソクと線香に火をつけてお堂の周りを右回りに歩いて3周するなどです。よくわからなくても、周囲のタイ人の方たちが親切にやり方を教えてくれると思いますよ。
ただ問題は、朝が早いということ。午前7時ぐらいにはお寺に到着して準備しておいたほうが良いと思います。