タイ現地採用の一般的な待遇
タイで現地採用として就職する場合には、絶対にタイでの法律や一般的な雇用条件、待遇などを知っておくことが必要です。一般的というのは、主に自分が目指す業界でのポジションならば、どのような給与体系で、福利厚生などが得られるのかということです。
タイでの雇用条件の一般的な情報を知っておくことで、自身の就職/転職活動で応募する企業がどういった企業なのかを知ることにもつながります。
タイの法律に基づく労働条件
タイでは、月に3万バーツで働いているような日本人も多くいます。このような方は、企業が求めるような人材ではないのかもしれませんが、それ以上に、タイで働く際の法律を知らない方もおおくいらっしゃいます。
私の知り合いのタイ現地法人の日本人社長も、自分の給料は6万バーツで、雇っている日本人は、2万バーツからというような話を平気でしています。
このようなことにならないよう、正しい情報を入手し、法律を遵守したまともな企業に就職できることを目指してください。
タイで働く人の為のタイの労働基準法
タイでも、日本の労働基準法と同様に、日本人が働くための最低条件が決められています。以下の条件をよくご確認ください。
勤務日 | 1週間で6日以内 |
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勤務時間 | 1週間で48時間以内 |
休憩時間 | 1日1時間以上 |
祝祭日 | 年に13日以上 |
有給 | 1年以上勤務で6日支給 |
残業 | 1週間で36時間以内 |
残業代 | 通常勤務日の場合は、時給の1.5倍 但し、時給は、月給を30日で割ってさらに8時間で割って計算します |
病欠 | 年間30日間は病気での欠勤が認められます(給料も出ます) |
産休 | 90日間(45日分は給料が支給されます) |
解雇 | 4ヶ月以上1年未満の勤続で1ヶ月分の保証 1年以上3年未満の勤続で3ヶ月の保証 3年以上6年未満の勤続で6ヶ月の保証 |
外国人労働窓口
私は利用したことはありませんが、悲惨な待遇の場合には、外国人労働窓口に相談するのも良いかと思います。
- タイ労働省・雇用局外国人労働課
- Ministry of Labor and Social Welfare,
- Department of Employment,
- Alien Occupational Control Division
- タイ労働省・雇用局