日本で働いていた時の海外志向
日本で働いていたときは、常々「海外でビジネスにチャレンジしたい」という海外志向を持っていました。だからと言って、すぐに海外に飛び出した訳ではなく、日本での業務経験を積み、どこの国でも即戦力として働けるような実力を付けなければと考えていました。
また、自分自身の将来について人生設計を考えたとき、日本で定年まで働き続け、最後は退職金を受け取って終わり、という選択肢は絶対に無いとも考えました。
日本での労働環境や企業文化に不満がなかったとは言いませんが、日本にいたころは、海外で活躍する立場に対する憧れの方が強かったと思います。実際に自身の周りの親戚でも、海外で働いている人たちがいたのも、大きな刺激の1つだったのかもしれません。
結果として、日本の職場では海外で勤務するチャンスを得られなかったので、勤めていた会社を退職し、海外で就職することを決めました。
日本と海外では働く環境が異なります
実際に海外に飛び出し、タイでの就労を開始してみると、日本では想像も出来ないような出来事や事件も多くあります。ただし、それ以上に今は海外に出たことで、日本では得られなかったであろう貴重な経験を積むことが出来ています。
また、日本にいた頃に思い描いていた海外での就労環境と、現実での就労環境には色々と違いがあります。ただ、日本にいた頃よりは、自身の経験値が日々、確実に増していると思 いますし、海外で働く度胸もつきました。一方で、日本での悪しき企業文化に縛られない働き方のおかげで、私生活も充実している毎日です。
海外で働くことを決めた3つの理由
1.人生は1度なので冒険したかった
日本で就業している時期は、はっきり言って将来の道筋は決まっていました。出世するためには、どのような役職に順番についていく必要があるのかや、どのようなスキルを磨かなければならないか、ということが明確でした。
コツコツと地道に努力していけば、ある程度のポジションにまで到達できることは見えていましたが、その最終的なポジションを目指すことが私の目標として受け入れることが出来ませんでした。
日本の職場では色々と新しいことに挑戦することが出来たので、仕事自体は面白かったと思っています。ただ、残念ながら海外で働けるチャンスを掴むことが出来なかったため、その職場を退職することにしました。
2.より責任あるポジションで働けること
新しいことへのチャレンジは日本でも出来ると思います。ただし、海外で就業することで、より責任ある役職を担うチャンスが多いと考えます。
日本では、ある程度の規模の企業で働くとなると、部門ごとに業務内容が明確に分けられているため、会社経営に関する業務を任されるチャンスを容易に掴むことはできません。20年~30年ぐらいかけて実力を身に付けると供に、成果を出し続ける必要があるため、私自身にとっては時間が掛かりすぎると思いました。
一方で、タイでの新しい仕事を探す中で、これまでの経験を見込まれ、タイ現地法人の責任者としてポジションを任されることになりました。タイの現地法人自体は、まだ大きくないのですが、自分で経営を全てマネジメントする責任を負えることになりました。
私の周りでも、経験やネットワークを活用して、日本ではなかなか巡ってこないようなチャンスを手中に入れている人が何人もいます。そのような話も海外に出る前にも聞いたりしていたので、自分自身も同じようなチャンスを掴みたいと活動していました。
3.結婚を考えていた彼女と別れたこと
数年間、日本で付き合っていた彼女がいました。彼女とは結婚についても真剣に考えるような時期やタイミングだと思っていました。結果として、その時の彼女とは結婚せず、別れることを決意しました。
彼女と別れてから身軽になったことで、他に日本に縛られる理由がなくなり、この自由なうちに海外に飛び出そうと決めました。日本での生活しか考えられなかった彼女との別れは、海外で働くことを決めた大きな理由の1つだったと思います。
やはり、日本で家庭を持つと、配偶者だけでなく、配偶者の親のことも考えなければなりませんし、子供が出来たときには子供の生活環境や教育環境も考える必要が出てきます。いくら自分が海外で働きたいと考えていても、家庭があると実現するのは難しかったと思います。
最後は海外で働くことにチャレンジするという強い気持ち
タイで働きだしたことで、今は充実した生活を送ることができています。そして、海外で働いているということで、仕事に対するモチベーションも高く維持できていると思います。
海外就職ということがハードルと考えるなら、それは大きな障害ではないと思います。一度、日本から飛び出してみれば、案外なんとでもなると思います。
特に若い方々にとっては、海外チャレンジに失敗したとしても、やり直しは何度でも出来ると思います。
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