タイでの就職/転職活動は人材紹介会社を活用
タイでどうしても働きたいと考えるなら、一番確実な方法がタイにある人材紹介会社に登録する方法です。人材紹介会社を探すのは簡単で、Googleなどで「タイ就職」などのキーワードで検索すれば色々な会社が見つかると思います。次に人材紹介会社のWebサイト上でアクセスし、オンライン登録を行います。
オンライン登録する際に、履歴書や職務経歴書を併せて登録する必要があります。自身が目指す企業によっては、日本語だけでも良い場合もありますが、英語の履歴書や職務経歴書があれば、転職活動で選べる企業が広がることは間違いありません。
登録した後は、人材紹介会社の担当者から登録を受け付けた連絡を受けるはずですので、その後は指示に従って手続きを進めていきます。例えば就職先の希望条件などを伝えるだけで、色々な求人情報を連絡してもらえると思います。
ただし、少しでもより良い就職先を目指すなら、人材紹介会社を選ぶ際にも保険をかけて進めることが肝心です。
タイにある多数の人材紹介会社
以前の投稿記事でも紹介していますが、2016年の調査で70,337人もの日本人がタイに在住しているそうです。
更に毎年多くの方がタイで働くために移住してきますし、タイで転職を考えている人(潜在的な移住者)も多くいます。当然ながら、そのような状況では常にタイで働く人材を紹介する人材紹介会社のビジネスは重要な役割を持っていると思います。
皆さんもGoogleなどで、「タイ就職」や「タイ求人」などで検索してみれば多くの人材紹介会社を見つけられたと思います。昔からタイでビジネスを続けている老舗もあれば、新しく人材紹介ビジネスを立ち上げた会社など、色々とあります。
求職者と求人会社との間に生じるギャップ
求職中の方も多いだけでなく、求人を募集する会社も常に多くあります。先ほども述べたように、Googleで見つかる人材紹介会社の求人情報を見れば、常に多くの仕事が紹介されています。
一方で働きたいという方々と、求人している企業との間に多くのギャップが生まれているのが実際です。
そのギャップとは何かといえば、求職者側からすれば「早く就職したいのに、自分の職歴と関係ない求人を紹介される」や「希望する待遇とかけ離れた低い条件の求人を紹介される」などといった不満が増えていることです。
一方で求人する会社としては「紹介される求職者の経歴が、希望する求人条件とまったく異なる」や「紹介される数は多いけれど、どのような選考を経て当社に応募させているのか理解に苦しむ経歴だ」などといった不満があります。
求職者からすれば少しでも良い待遇で就職したいと思いますし、求人する企業からは即戦力になるような人材を求めていると思います。
そのような求職者と求人募集企業との間の溝を埋める、コーディネーターのような役割が人材紹介会社に求められているにも関わらず、現実ではベルトコンベアーのように、求職中の人材を左から右に企業に紹介するだけの会社がタイでは多いと思います。
タイ現地採用で失敗しないために
タイで就職したいと思ったのなら、一番ベストなのは、日本で募集されている求人情報の中から、タイで働けるチャンスがある企業を探すことだと思います。日本で就職できれば、任期はあるかもしれませんが、駐在員としてタイで働くチャンスを掴めます。
駐在員となれば、日本の給料に加えて、海外で働くことに対するハードシップ手当や住宅手当、通勤手当(運転手つきの車を支給される)などを得ることが出来ます。当然ながら、タイでの生活レベルは、タイ現地採用だけでなく、日本で働く同年代の方々よりも給与や待遇が高いだけでなく、タイでハイクラスの役職を得ることができることで、仕事において多くの経験ができると思います。
しかし駐在員待遇で日本から出向できるような条件は中々ないとは思いますし、そのような条件に合致する経歴が必要とされる場合もあります。
そのため駐在員にならなくても良いと考え、タイで働くことを優先させたいのなら、タイの人材紹介会社に求職依頼することがベストだと思います。
タイで現地採用として働くと決めたら、先ずは少しでも多く、最低でも3社程度の人材紹介会社に登録することをお勧めします。その理由は、先ほど述べた通りで、人材紹介会社によっては質がピンキリだからです。
もう1つ言えば、人材紹介会社の担当者もピンキリだといえます。私の経験でも、人材紹介会社で働く人たちには、はっきり言って仕事に対する姿勢に疑問符をつけてしまう方が多くいます。そのような人たちに、自分の人生において大切な転職を任せるのは非常に危険です。逆に、良い人材紹介会社の担当者の方に出会って、しっかりと自身の希望する就職先を紹介してもらえることが重要だと思います。
タイで人材紹介会社を利用する際の保険とは、複数の人材紹介会社に登録することと、転職活動を任せられる担当者に出会うことです。
タイで働きたかったら焦らないこt
タイで早く働きたいからといって、何となく内定をもらった会社に就職したとしても長続きしないと思います。とりあえずの仮の職場と考えてジョブホッピングするのは良いかもしれませんし、就職した先で実績を残してヘッドハントされるのを待つのも良いと思います。いずれにしても、焦って転職を決めてしまうのではなく、自分が働きたいと思えるような企業が見つかるまで待つことも大切です。
ただ、ダラダラと不満の多い会社で長く働くのはタイではお勧めしません。だってサバーイサバーイの国に何しに来たのか、ということも理由の1つにあると思います。日本の大企業であったとしても、タイでは中小企業のような規模の会社も多々あります。そのため、職場環境に不満などを感じることも多いと思います。
一番のお勧めは、日本で働きながら転職活動することです。最近では、日本にいる場合でも、Skype面接などで対応してくれる会社もあります。逆にSkypeで面接に応じてくれるような会社は良い企業だと評価できると思います。
タイにとりあえず来てしまってから就職/転職活動を開始した人にとっては、生活の上での金銭面の話や早く転職したいという焦りも出てくるとは思います。ですが、じっくりと腰を据えて転職活動は進めてください。
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