タイの違法改造メーターにはご用心を!

タイでバンコクで出会った違法改造メーターのタクシー

皆さんの中にもタイでタクシーに乗られた経験がある方、あるいは日常的に乗っているという方はいらっしゃると思います。私は自家用車を有していないため、休日にはタクシーを頻繁に利用しています。おそらく当サイトをご覧になっている方は、少なからずタクシーに乗った経験をお持ちだと思います。

タイでは昔から都市伝説のように語り継がれてきた多くの笑い話(?)があるのですが、その1つが違法改造メーターを搭載したタクシーです。実際に又聞きのような話はこれまできいたことはありましたが、まさか自分が経験するとは夢にも思いませんでした。

夜の移動はタクシーが重宝

私が遭遇した違法改造メーターを搭載したタクシーは、アソーク近くのスクンビット・ソイ23です。言わずもがなソイ・カウボーイの近くでタクシーを待っており、次の場所に移動するために乗ったタクシーです。

行先はスクンビット・ソイ22の入り口だったのですが、通常なら1メーター(35バーツ)程度で到着するような距離にもかかわらず、スクンビット・ソイ22の近くに到着する頃には60バーツ程度までメーターが上がっていました。

同乗していた友人が「このタクシーのメーター、絶対に違法改造したものや」と突然に笑い出したのでした。私はその時まで、まったく気づいていなかったのですが、メーターを凝視していたら、5秒に1度の頻度で2バーツづつ加算されていきました。思わず友人と二人でタクシー内で大爆笑してしまいました。違法なメーターなので、クレームを言うのが当たり前だとは思いますが、ここはタイのために余計なトラブルは避けること、また人生で初めて経験した違法改造メーターに寛大になってしまったことから、何も言わずにタクシー運転手に代金を支払い降車しました。

タクシーのメーターには、走行距離ごとにカウントされる数値と、乗車時間ごとにカウントされる数値が表示されるのですが、違法改造メーターは、タクシー料金とは連動してはいませんでした。

後で思った今回の後悔

せっかくの違法改造のタクシーになったですが、メーターを動画撮影していたら面白かったのに、と後悔しています。
スマートフォンを皆さんもお持ちとは思いますが、簡単に、そして瞬時に動画を撮影できる状況だったにもかかわらず、失敗したなと今でも後悔しています。

その違法改造タクシーメーターに乗車した以降も、何度も夜にタクシーに乗る必要があったのですが、違法改造メーターに遭遇したことがなく残念です。

今もし、また同じように違法改造メーターのタクシーに乗る機会があれば、すぐさまに動画でメーターを撮影し、その動画をTwitterやFacebookなどのSNSに投稿したいと思っています。

ただ、動画撮影によるタクシー運転手とのトラブルが起こりえるのかもしれないため、ご注意いただく必要はあるとは思います。