タイではスリッパはファッションアイテム
部屋の中でスリッパを皆さんはお使いになりますでしょうか?裸足で歩き回ると床やカーペットが汚れるので、スリッパを履いているという方は勿論ですが、来客時のためにスリッパを用意しているという方は多いのではないでしょうか。
私の家はフローリングなので、家にスリッパを用意しています。といっても、タイは暑いので、布などの生地が使われているスリッパは暑くて蒸れてしまうので、ゴム製のビーチサンダルを使うようにしています。ビーチサンダルなら肌が露出しているので、快適です。
また、タイのマンションの多くは、床がタイル張りになっているため、いつでも床がひんやりしているので、裸足で過ごされている人が多いと思います。友達の家に言っても、サンダルで遊びに行き、裸足になってそのまま家の中に入るのが普通です。
タイル張りだと床の掃除が絨毯などと比べて楽なので、裸足で生活することにあまり抵抗ないのかもしれません。
驚きのスリッパの歴史
皆さんは何気なくスリッパを日常で使われていると思いますが、その発案の歴史にはとても驚くと思います。以下は、Wikipediaからの参照です。
開国により西洋人が多く日本に訪れるようになった明治初頭、室内で靴を脱ぐ習慣の無い西洋人が土足で屋内へ入り込む問題が発生し、それを解決するために仕立て職人である徳野利三郎が1907年(1876年という説もある)に発案した上履きが、現在のスリッパの原型であると言われている。当時は、靴の上から履くためのものだった。
『日本経済新聞』は更に古い起源説を紹介しており、徳野が横浜居留地に住む外国人の依頼で初めて製作したのは1868年だという。徳野の孫からの聞き取りに基づき、松永はきもの資料館の学芸員が復元している。また1867年には、福沢諭吉が著書『西洋衣食住』で欧米の「上沓」「スリップルス」を紹介している。
スリッパの原型を発案したのが日本人だったとは驚きです。
タイでもスリッパをタイ人女性は愛用
家では裸足で生活するタイ人が殆どなのですが、タイでも勿論スリッパは販売されていますし、需要もあります。その需要の多くは主に室内履きのためかと思いますが、タイ人女性は日本人なら意外に思う使い方をしています。
おわかりだと思いますが、外履き用としてスリッパを使っている人が意外にも多くいます。特にタイの冬場の季節では、タイ人にとってもは寒い季節なので、ファーのついた暖かい生地のスリッパが人気です。
スリッパを外履き用に使うのは、ファっシャンの1つとして考えているので、オフィスで働くOLのような方々もスリッパを履いて出社します。街中でペタペタ音を鳴らしながらスリッパを履いて歩いているタイ人女性を見たことがある方は少なく無いでしょう。
でもスリッパは室内用に作られた履物なので、外履きとして使うには耐久性がなさすぎると思うのは当然です。タイであれば、100バーツ前後で1足かえるので、使えなくなれば捨てればよいという考えなのですが。
タイ土産に NaRaYa のスリッパは定番アイテム
タイ土産を買うのは観光客の方にとって大切なことの1つですが、最近ではテレビや雑誌、インターネットなどで色々なタイ土産が紹介されています。
人気の定番タイ土産として特に良く見聞きするようになったのが、NaRaYa スリッパです。あまりの人気に最近では日本でもAmazonなどを通じて、通販サイトから購入できるようになったのは驚きです。
タイ土産やタイ製品も今は日本で買えるのですが、タイに来て買うとやはり値段が断然安いのが良いですよね。日本で買えば、当然輸入に必要なった費用などが上乗せされるので必然と高くなってしまいます。
タイ旅行で訪れたときの土産の1つにNaRaYaも要チェックかと思います。NaRaYa はスリッパだけでなく、バッグなどもたいへん人気なので、最新のデザインのバッグなどはタイに来ないと見つけることは出来ないのかなと思います。
オフィスではスリッパが活躍
最近は日本でも許可されているのかもしれませんが、タイではオフィス内で業務をする際にスリッパを履いている方々が多いですよね。タイ人だけでなく、日本人の方も含めてなのですが。やはり革靴の紐で締め付けられたまま仕事するより、スリッパに履き替えて足元はリラックスさせて仕事するほうが楽かもしれません。
日系企業の工場に訪れると、ほとんどの工場では室内に入るときにはスリッパに履き替えて入室する必要があります。結構履き変えるのは面倒なのですが、工場のルールなので仕方ありません。
今日も工場に行って靴を履き替え、室内に入って打合せをしたので、帰宅途中に見かけたカシコン銀行の女性がスリッパだったのを見かけ、ついつい彼女のスリッパを暫くのあいだ凝視視してしまいました。
スリッパのようなデザインなのに、スリッパの底はゴム製になっていて耐久性の高いスリッパが発売されれば、意外にもタイでヒット商品として注目されたりするかもしれません。いや、ありえないでしょうかねぇ。
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