街中で歩きスマホしている方にはご注意ください

タイの街中は歩きスマホの人ばかり

日本でも社会問題になっている「歩きスマホ」ですが、バンコクの街中を徒歩で移動していると、多くの方がスマホを凝視しながら歩きスマホしているのを見かけます。いつも歩きスマホしている人を見て思うのですが、本当に迷惑ですよね。

バンコクも街中では人混みでたいへん混雑しているので、歩きスマホの人が自分の前をゆっくりと歩かれると迷惑ですし、前から歩きスマホでこちらに向かって来る人には、こちらが注意して歩いていないとぶつかりそうにもなったりします。

最近では安価なスマホもタイ市場で出回るようになったので、本当に多くの方がスマホを所有しています。小学生ぐらいの小さな子供から、高齢者の方まで、年齢など関係なく所有しています。タイでは本当に携帯依存症かと思うぐらい、携帯電話を常に触っている方が多いです。

自分自身が歩きスマホをしないのは勿論ですが、海外に出たら自分の周りで歩きスマホをしている方にも十分注意が必要です。

歩きスマホは周囲にとって迷惑行為

日本民営鉄道協会によって2016年に実施された、駅と電車内の迷惑行為の調査結果では、「歩きながらの携帯電話・スマートフォンの操作」がランキング2位になっていたそうです。

参照元)朝日新聞「歩きスマホ迷惑」初登場で2位に 協会調査

日本では多くの方が、歩きスマホは迷惑な行為と考えているということがわかりました。実際にタイでも同様の調査があれば見てみたいと思います。タイ人の方々は、いったいどんな行為が迷惑行為と思うのか興味があります。案外、歩きスマホは皆がやっていて当たり前だから、気にしないという回答が多かったりして。

タイでは電車にドリアンを持ち込むのは禁止とされていますが、たまにドリアンを持ち込んで迷惑がられている乗客もいたりするのでしょうね。

日本と海外でのマナーに対する考え方の違い

国が変われば文化も変わりますので、当然ながらマナーについての意識も違ってきます。例えば、東南アジアでは、エレベータに乗る順番待ちなどありません。扉が開けば、先に乗ったものが勝ちという考え方です。電車でも同じです。それがルールなので、誰も文句を言いません。

最近でこそ、東南アジアの街中では、礼儀やマナーをわきまえた方々も多くなっているので、横は入りなどはされることは少なくなってきています。ですが、日本の常識が海外でも同じかと言うと、大きく違うことは心にとめておいた方が良いと思います。そうしないと、毎日些細なことで、イライラしてしまいますので。

タイでも街中では、通行人がいるような通りの真ん中で、突っ立っておしゃべりを楽しんでいるような人たちが、まだまだたくさんいます。日本で同じことしていたら、たぶん誰かに注意されるのでしょうが、タイでは誰も注意しません。

マナーが浸透しないのは、自分が良ければ問題ない、他人のことなど関係ない、というような根深い考え方があるからなのでしょう。

海外で感じたやめて欲しいルールまたはサービス

私が過去に経験した中でた、一番やめて欲しいことは、列に並んでいるときに、後ろの人が密着してくることでした。日本では先ず考えられない習慣と言うか、社会常識だと思います。ですが、海外の一部の国では、列に並ぶときに前の人にぴったりと引っ付いて順番を待ちます。理由は横は入りされないためです。

後ろの人に密着されて、後ろから生暖かい息が首筋に掛かったときには、ゾッとしました。今でも思い出すと寒気がします。

またインドに行ったときに経験した、やめて欲しいサービスは、レストランで従業員が食べている最中の皿を持っていこうとすることです。食事しているときに、お酒を飲みながら、料理を楽しんでいたときです。同席した方と会話を楽しみながら、お酒を飲みながら食事をしていると、つい皿の料理に手をつける時間が少しあいてしまうことがありますが、その隙を見て、横からインド人のウェイターが手を伸ばして皿を持っていこうとするのです。まだ更には料理がいっぱい残っているにも関わらず。

インドでは料理が出てきたら、ガツガツと無言で食べ続けるのが、食事での作法なのでしょうか。それにしても、インドのレストランは男性ウェイターが多すぎで、1つのテーブルに4~5人が担当して皿を提げようとするので、毎回注意するのが面倒でした。

タイ人も日本人の礼儀に対して感動することも

タイでも、昔から日本人のマナーあるいは礼儀に対して敬意を表してくれることがあります。具体例の1つとして、見送りの際のお辞儀です。

日本のビジネスマナーでは、お客様を見送るときに、お辞儀をして見送ります。例えば、お客様がエレベーターに乗るときや車乗るときにお辞儀します。エレベーターなら扉が閉まるまで、車の場合は車が見えなくなるまでお辞儀します。こういった礼儀をタイ人の方に敬意として表すと、大変に喜んでもらえます。

歩きスマホのような悪いマナーが多くある一方で、日本にはまだまだ良いマナーや礼儀と言うものがあります。グローバルと呼ばれる現在、日本の良いところを今まで以上に海外で発信していきたいと思います。