自分の好きな国で働き続けたい場合
前々回のブログ記投稿では、海外で働く場合の雇用形態は3つしかないと言いました。
つまり結論から、起業するか、駐在員になるか、現地採用になるか、という選択肢から選ぶ他ありません。その選択肢の中でも一番リスクが少なく、待遇も良い条件は駐在員になることです。ですが、誰もが自分の希望する国と期間、駐在員として働くことは困難なのが現実です。
私自身も、学生時代に海外旅行で訪れた東南アジアの国に興味を引かれ、いつかは東南アジアで働きたいと思っていました。けれど、海外で働きたいという希望だけでも容易ではなかったのに、まして自分の希望する東南アジアの国で働くということは、会社辞令での出向としては有り得ないことでした。当然ながら、会社としての経営戦略や、人事的な要因があり、運の問題が大きいと思います。
ですから、自分の好きな国で働き続けるためには、他人任せでは無い自分自身で立てた計画が必要となります。
自身の将来設計を見据えた就職
海外で働く場合、色々な求人情報を確認すると思いますが、待遇において妥協することは避けるべきです。採用時の給与が多少安くても良いのですが、将来的な昇進なども含めて求人中の企業を値踏みするべきです。
あなたが海外で、しかも自分の好きな国で長く働き続けたいと思った場合、考えるべきこととして就労条件が一番重要です。待遇に満足できない職場で働くことは、将来的な人生設計において不安を抱えるため、結果として長く続くことはありません。
ですから、将来的に長く自分の好きな国で働き続けるためには、良い待遇で働けることが重要な要素となります。
好きな国で長く働くために好条件で働く方法
それでは、良い待遇で働くために、どのようなことに気をつけるべきでしょうか?
1.駐在員として働ける企業に就職する
海外で雇用されて働く条件なら、一番メリットの多く得られるのが日系企業の駐在員です。
私の周りでも、タイに駐在員として出向されている方が高待遇で働いています。例えば、日本での給与に海外手当てが付くこと、運転手付きの社有車で移動できること、高級マンションを会社が賃借りしてくれること、高い役職で責任を持って働けることなど、色々と日本では得られなかったベネフィットがあります。
駐在員として働くために、先ずは自分の好きな国で求人を募集している会社があるのか確認してください。Googleで「海外 転職」などのキーワードで検索すれば、人材紹介会社が簡単に見つかると思います。その中でもリクナビなどの大手サイトに複数登録し、情報収集を始めてください。
もし、自身の希望する職務内容であれば、積極的に応募してみると良いと思います。求人を募集している企業の人事の方などと話を聞くことで、インターネットだけでは得られない情報や経験を得られると思います。
2.現地採用者としてジョブホッピングする
自分の好きな国で働くには、その国の人材紹介会社に登録し、求人企業に応募することが一番簡単です。例えばタイで働きたいなら、「タイ 就職」などのキーワードをGoogleで検索すれば、タイの人材紹介会社を色々と見つけることが可能です。
注意点としては、海外の日系企業の提示する採用条件は、日本で就労する場合と比較して格段に見劣りすることが殆どです。例えば、日本での給与の3分の2から、半分ぐらいを提示されることが多くあります。
私が勧めるのは、日系企業でも駐在員待遇の条件を提示する企業、または欧米や現地ローカル企業に就職することです。日系企業と違い、欧米や現地の企業は、結果を出せば、見合った待遇を約束してくれます。日本人の駐在員より高待遇の雇用条件を得ることも可能です。
かといって、なかなか簡単に良い条件の企業は見つからないと思います。そのため、条件が多少悪くても一先ず就職し、働きながらより良い条件を提示する企業への転職活動を行うことです。良い意味でジョブホッピングを行うことです。
ただ、ジョブホッピングを狙うなら、絶対に自身のキャリアは一貫したものにすることです。高待遇だけを求めて業界や職種を変えることは、将来的なキャリアの積み重ねにおいてマイナスになると思います。
3.サイドビジネスで副収入を得る
海外では、本業以外での収入を得るために副業、つまりサイドビジネスを行う人が多くいます。人によっては、サイドビジネスが成功し、その収入が本業の収入を上回るようです。収入面でサイドビジネスは役立ちますし、収入が増えれば、それだけ生活における安心感も高まります。
ではどのようなサイドビジネスがあるのかと言えば、タイでは不動産投資や株式投資を行っている方が多いと思います。ただ、投資ビジネスはリスクも大きいので、投資のいらないインターネット上でのビジネスを見つけることも有効だと思います。
海外では自身の力で、いくらでもコネクションを広げることも可能です。そのため、自分のコネクションを広げる中で得たコミュニティなどの協力を得て、サイドビジネスに取り組むことも大切かと思います。
長く働くには収入面での安定が必要
海外で働きたいと思い、海外で就職したまでは良かったものの、収入の低さなどで将来が不安になってしまい、日本に戻ることを考える人も多くいます。ただ、中には海外でダラダラと就労を続けてしまい、日本に戻れるようなスキルを身に付けることなく年齢を重ねてしまった人も多くいます。
やはり海外で働くことは、日本いるときに思い描いていた理想と違い、様々な辛い現実が待っているかもしれません。ですので、海外で働くことを考えるとき、自分の将来設計もどうするのか見つめなおした方が良いと思います。
タイで働いていると、サバーイサバーイで生活できるので、目先の幸せに目がいってしまいがちなのは要注意です...。
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