余裕の無い人がキレる?職場で怒鳴り散らす上司への対応

パワハラが当たり前の職場

日本ではブラック企業やホワイト企業と呼ばれて会社を分類する傾向があります。そのような会社全体として組織体制だけに目を向けるのではなく、時にもっと重要な要素にも気をつける必要があります。それは、パワーハラスメントを強いる上司が部署にいるかどうかです。

対外的にはとても対応が良い人でも、社内ではパワハラ(パワーハラスメント)で社員のモチベーションを下げ、そして社員を鬱に追い込み、最終的には退職に追いやる人がいます。パワハラで一番やっかいなのは、キレて大声で部下を叱責し、相手を萎縮させてしまう行動です。

例え会社として成熟した良き組織であったとしても、自分の上司がパワハラをするような人かどうかは、就職してからしかわからないと思います。これが、就職や転職した際に配属先で一番に心配することだと思います。

本記事では、もし配属された職場にパワハラ上司がいる場合において、あなたがとるべき行動について紹介します。

キレる上司への対処法

対処法と言っても、普遍的なことではないかもしれません。その職場における状況などによって変わることも多いと思います。ですが、もしパワハラ上司がいた場合には、自分で状況を変えるための行動を起こす以外にどうしようもないと思います。

では、パワハラ上司から逃れるための方法とは何でしょうか?私は以下の2つしかないと思います。

1.キレるパワハラ上司の上長に相談する

先ずはパワハラ上司の上長に状況を説明する必要があると思います。ですが愚痴だけ言っても、その上長は何もアドバイスできないと思います。そこで、以下の2つを提案してみて下さい。

  • 自分が社内で今後どうしたいかの提案
  • 現在の自分の状況を時系列に説明

先ずは、パワハラ上司のことを言う前に、自分がどうしたいのかを上長に言うことです。例えば、今の部署は自分の考えている部門ではないため、別の部署に異動したいと言ってみる事です。もちろん、異動の理由もしっかり説明する必要はあります。

その上で、パワハラ上司にも悩まされている状況も併せて伝えてみることです。

また、パワハラを受けていることを説明する際には、日時と内容について整理し、提出できるようにしておくことです。具体的なパワハラの事例がなければ、上長の方も判断できないためです。

またパワハラ上司であったとしても、社内では優秀な方であり、上長には認められているかもしれません。簡単に上長がパワハラ上司に対する処分を検討できる状況ではないかもしれませんので、自分が別部署に移動するなどの提案が出来ればよいと思います。

ですが、パワハラ上司が社長であるならば、どうしようもないかもしれません。任期のある社長であれば我慢できるかもしれませんが、会社のオーナー社長であれば、転職する以外には打つ手はないかと思います...。

2.次の転職先の企業を見つける

一番に怖いのが、ストレスが溜まることで、あなたの健康を損なうことです。健康を損なう前に絶対に会社は辞めて下さい。すぐに辞めるという意味ではなく、次の職場を先に見つけてください。

これは私の経験から言う私見です。ですが、近年の日本の社会環境では終身雇用という制度は必ずしも約束されたものではありません。大企業であっても業績不振になれば、従業員の方に対する大量リストラを実施することは、経済ニュースを見ればよくある話だと理解できます。

確かに簡単に転職できないという状況の方もいるかもしれませんが、辞める権利はどの社員にもあります。本当に駄目なときは、転職以外には良い環境を得られる方法はないと思います。

そのためにも、色々な情報収集や自己啓発も必要かと思います。そして、人材紹介会社に相談してみることもキッカケになるかもしれません。

我慢するだけでは何も改善しない

多くの職場では上司の悪口を陰で言うだけの人が多くいると思います。ですが、そのような言動が職場の環境を何か変えられるでしょうか?

私は変えられることは何も無いと考えます。

悪口や陰口を言うだけではなく、次の一手を考えるほうが懸命です。自分はどうしたいのか、ということを考えるべきです。

自分が将来に渡ってやりたい仕事に就いているのであれば、我慢して仕事に取り組むことも1つかもしれません。時には、社内組織の編成によって思いがけない部門に異動できることがあるのかもしれませんが、受動的な行動ではチャンスはなかなか巡ってこないと思います。

パワハラ上司本人は自覚していない

あなたが管理職の立場にあるならば、自身がパワハラをしているのか振り返ってみることです。思い当たる節があるならば、改善する必要があります。自分では気づかないかもしれませんが、部下がどう思っているのかを考える必要があります。普段からそのようなことを考えられていない方は要注意です。

キレる上司は自分自身に余裕が無いため、部下のミスに対して寛容になれません。心に余裕がないため、現状の自身の言動に気づいていないと思います。つまり自覚がないのです。もしあなたの近くでパワハラを行っている人がいたら、上手く自覚させられるよう手助けしてあげください。

会社という閉じられた社会では、パワハラが常習しているかどうかは就職前にわかりません。ですから事前の情報収集など、皆さんで出来る限りのことを行って、就職前に判断するしかありません。時には2chなども役に立つでしょう。

私の知人はパワハラ上司のせいで体調を壊してしまい、しばらく休職していたことがありましたが、復帰した後も改善することはありませんでした。結果的に、転職することができ、新しい職場で元気に職務に邁進しています。当然ながら、知人はパワハラを受けたことで体調を壊したので、、結果として弁護士を通じて会社を訴えていました。

パワハラがある職場では、パワハラを受ける社員だけでなく、最終的に会社にとってもマイナスな結果を引き起こします。全ての企業からパワハラが無くなることを願います。